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コーチインタビュー
第2回 代表岡村が語るジブンジク創業の原体験とビジョン

ボランティア体験で気づいた『幸せかどうかは、自分の内側の基準によって変わる』

価値観が多様化し、自分の人生を生きるためにブレない「人生の軸」をつくることが大切。そんな考え方で、「人生の軸」をつくるマンツーマンコーチングサービス『ジブンジク』が一体どのような思いで生まれたのか、代表の口から語ってもらいます。

ジブンジクのサービスを提供している、アイデンティティベース代表の岡村優介。「ジブンジク」を2020年5月1日にリリースし、1年が経過し順調にジブンジクを持つ人々を増やしています。

第一回では、代表の岡村に大きく影響を与えたきっかけの一つ両親のお話。

今回は影響を与えたもう一つのきっかけであるボランティアでの体験、そして自分の内側の変化についてお話したいと思います。

 

「自分の幸せって?」と悩み始めた19歳

もう1つ、僕は、「誰もがジブンジクをもち、人生の主人公として輝き合う世界」を作りたいと思ったのは、僕自身の気づきが影響しています。「自分自身の幸せって何だろう?」と、19歳ぐらいからずっと言っていたんです(笑)3歳から高校3年生までずっとサッカー人生で、目標に向かって、仲間と共に熱中して一生懸命生きることの素晴らしさを学びました。

一方で、目的・目標を失った経験をしたのが大学の1年生の時。大学に進学したらサッカーをやめて、今まで出来なかった「遊ぶこと」に集中して楽しもう、と決めて進学しました。ところが、時間が経つにつれ、熱中できることや目的がない日々を過ごしていくうちに、「自分ってこのままでいいのかな?」「何のために生きてるんだろう?」と、周りと比較したり、過去の自分を羨んだり、熱中することのできていない自分を責めるという状態になっていきました。

その状況に対しても、今の環境のせいにし、他責や言い訳をしていました。問題を自分事として捉えておらず、ある種の“諦めの感覚”を持っていたことを覚えています。そんな自分が嫌で、なんとか抜け出したいとも思っていました。それに危機感を感じて、「今の自分を変えなきゃいけない!」と藁にもすがる思いで手段を探し始めたんです。

そこでたまたま、大学の友人が「海外ボランティアに行ってきた!価値観が変わった!」と口にしているのを耳にし、「これだ!これしかない!」と直感で感じた私は大学の2回生になる春休みに、海外ボランティアに行くことを決断しました。その時の決断のスピードは異常で、話を聞いた3時間後には応募し、家族や友人に報告をしたのは、応募後の事後報告でした。

 

 

フィリピンの孤児院へのホームステイ

何かを掴み取りたいという一心で踏み出したのが、「フィリピンの孤児院へのホームステイ」でした。

ボランティア内容は、フィリピンの孤児院に約10日ほどホームステイして、家事や子どものお世話をするという内容でした。正直、参加動機には「子供たちに勇気を与えたい」「発展途上国に対して少しでも役に立ちたい」と言ったような立派な貢献心はなく、ただただ「自分を変えるきっかけが欲しい」という一心でした。

フィリピンという国の事前情報では、

  • 平均月収が3万円前後
  • 孤児院に預けられている子供
  • 親が亡くなっている、経済的理由で育てられない等の背景

僕のイメージでは、とても貧しく、苦しい理由で、預けられている。いわば、不幸な子供たちがいるとそんな印象を持っていました。

実際は僕のイメージしていた環境とは全然違っていたんです。もちろん経済的な観点では貧しく、子供たちは、泥水で身体を洗い、使い古されたボールやおもちゃで遊んでいました。

ただ、「不幸」かどうかでいうと、イメージとは雲泥の差がありました。子供たちは何をするにしても、全力で楽しそうで、本気で走り回り、歌って、踊っていました。目をキラキラさせて、本当の笑顔がありました。一緒に遊んでいるだけでも、こちら側が元気をもらえるほどのエネルギーがあったのです。

 

そして、その孤児院で人生を変えるような、大きなきっかけがあったんです。

価値観が変わった女の子との会話

それは、孤児院のある女の子との会話の中での出来事でした。

孤児院で生活するうちにその子とは「日本はどう?」「フィリピンはどう?」「夢はある?」などの深い話をするようになったある日、

女の子から

「優介、聞いてもいい?
どうして、日本人は幸せじゃないの?

日本人は自殺する人がいっぱいいるんでしょ?
フィリピンの人は自殺する人は少ないんだよ。

私たちは、家族もいないし、お金もないけれども毎日楽しく、
遊んで、踊って、生きているよ。
どうしてなの?」

という質問をされました。

 

僕は、頭をハンマーで殴られたような感覚になりました。そして、どれだけ答えを探しても、何一つ答えが出なかったです。

答えることができないまま黙り込んでいると、女の子は続けて、

 

「私には夢がある。私の夢は、看護師になること。
看護師になって、日本に行って、日本でお金を稼いで、
家族にお金を送って、家族と共に幸せに暮らすの!

日本という国は、私の夢の1つなのに、
どうしてあなたたちは幸せじゃないの?」

 

この言葉をかけられてから、私は一切答えることができませんでした。フィリピン滞在中もずっと、この”言葉”が頭の中でぐるぐると回っていましたが、当然、答えは見つかりませんでした。

 

「当たり前」の幸せ

日本に帰国し、実家に帰ると家族があたたかく迎えてくれました。

  • 当たり前のように、おいしいご飯(日本食)を作ってくれる
  • 当たり前のように、温かいお湯の出るお風呂に入る
  • 当たり前のように、安心して眠れる布団で寝る

自分でも驚いたのですが、嘘のように、目から涙が溢れてきました。

初めての現象だったので、なかなか理解できなかったのですが、すぐに溢れる涙の理由を”胸の感覚” で掴み取りました。「なんて幸せなんだ」「なんて豊かなんだ」「なんて恵まれてるんだ」今でもこの感覚を覚えています。

 

さらに冷静になった自分は、この涙の理由を “頭で理解” します。「幸せだと感じること」「豊かだと感じること」「恵まれていると感じること」に対して、何が変わったのか?

 

そこでわかったことは、外的なものは何一つ変わっていないこと。

  • 当たり前のように、家族がいる
  • 当たり前のように、美味しいご飯がある
  • 当たり前のように、家がある

自分の環境、現実は何一つ変わっていないのです。

 

大きく変わったのは、自分の内的なものの変化。自分自身の価値観や、考え方、思考が変わることによって、全てが変わる。幸せかどうかすらも、自分の内側の基準によって変わるということに気がつきました。

「自分にとっての幸せって外側の誰かが決めるものじゃなく、内側にすでに存在しているんだ。 」

この気づきを得られたことが大きく影響し、「自分自身の幸せって何なのか?」というテーマに対してコーチングセッションをするようになっていきました。「幸せって何だろう」とか「価値観を明確化すること」など、気づけば熱中して、のめり込んで、「幸せな人生ってなんなのか」っていうテーマのセミナーをやることもありました。

 

 

自己理解の価値とは?

 

時代によって、この「幸福の価値観」「自己実現のあり方」は変わると思っています。戦後の日本であれば「食べていければ幸せ」というところから、高度経済成長をしたことによって「幸せの価値基準」が「外発的な自己実現」に変わっていきました。「夢のマイホームが幸せの代名詞」であったように良い家に住んでいる、良い車を持っているなど、外発的な物差しで幸福を測れる時代になっていきました。

 

ただ、ここ最近では物を持っているだけでは豊かではなく、自分の生き方とかあり方とか経験にあった仕事をしていることに価値観がシフトしました。「外発的な自己実現」から「内発的な自己実現」へのシフトが起きていると思います。この変化で、今までは外側の物差しで満たせた幸せが、満たされなくなりました。

 

「自分にとっての幸せって何なのか」内側を満たす物差し自体を自分で明確化し決定しなければなりません。これまでの自己実現は、外発的な基準の自分を実現することでしたが、これからは実現する自己を先に、決定する、自己決定が必要となります。“自己決定” から自己実現” の流れが必要な時代に変わってきていると感じています。

外発的な物差しで生きていれば幸せだったところから、内発的な物差しにシフトしてしまったことで、「あれ?習ってない、教えてもらってない!どうしたらいいんだろう!?」という状態に直面される方が多くなってきているのが、まさに今の時代なのではないかと感じています。

「自分を知る」ことの重要性が広まってきた今日ですが、そもそも自分を理解することの価値、人生の軸を創る価値は、「自分を幸福にする最も有効な手段となること」だと思ってます。

「自分が何に満たされると幸せと感じるのか」その答えは、他人が知っているものではなく自分の中にしかないものであり、それらを知って理想の生き方をする為の手段こそが「自己理解」の価値かなと思ってます。

そして「自己理解」とは、「自分にとっての幸せ」とは何なのかを見つける手段であり、実現する自己を理解するとても重要なフェーズだと思っています。

 

内発的自己実現で大事なことは「実現する自己を決めること」だと思います。

これまで話した通り「この自分で生きる!」「ここに向かって生きる!」といった、自分の内側の物差しや基準を実現したかどうかによって幸福感が変わってきます。

まずは、内側の自己実現の手前に「この先、どう生きるのか?」という目的となるビジョンを決定することが大事になります。目的となるビジョンを自身の中で決めることが出来るからこそ、自身の意志で向かいたい方向に歩んでいくことが出来ると思います。多くの方々が、ジブンジクのセッションで設定した未来が想像以上に早い速度で実現していっていることをいつも感じているのもそれが理由だと思います。

これこそが「ジブンジク」のお届けしたいど真ん中の想いなんです。

 

[取材構成編集/文]
鈴木友也

[編集/イラスト]
株式会社ヒトト製作所

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