価値観が多様化し、自分の人生を生きるためにブレない「人生の軸」をつくることが大切。そんな考え方で、「人生の軸」をつくるマンツーマンコーチングコーチングサービス『ジブンジク』では、実際にコーチングを体験した方のインタビュー企画。
第四回は、新卒向けの人材紹介・キャリアアドバイザーとして働く木村駿佑様。
前職では、教育業界のフランチャイズ事業で営業や県全域のフランチャイズ店舗への運営や教育等の指導を行っていましたが、会社の方向性と自分の方向性の違いに気づき、転職活動をすることに。
セッションを通し、納得感ある自分自身のミッション・ビジョンを創れたことで、仕事を通して「心から感動すること」が増えたそう。
自分自身が「充実する方向」に方向性を固めるためのコーチングとはいったいどのようなものかについて一緒に考えます。
Contents
自分と会社の方向性の違い
自分で言うのもあれですが(笑)、同期の中でも一番出世も早く、出世ルートに乗っていたと思うんです。
新しい企画やアイデアが出てくることも多く、会社に提案を試みるのですが、「方向性が違うんだよね。」という一言が返ってきました。「なるほど。自分の提案の仕方が悪いのか!」と、もう一度企画を練り直し、提出してみたもののNG。そこからNGが出ることが続いたんです。
その時、「会社の向いている方向性と自分が向いている方向性、全然ちゃうんやな。」と思いました。会社は「野球がしたい!」、僕は「サッカーがしたい!」と全然違う方向を向いていたんです(笑)
“このままだと自分の意見がなくなってしまうのかもしれない”という危機感のようなものを感じて、転職活動を始めました。
鋭いエージェントの紹介で出会うジブンジク
複数の転職エージェントを回りましたが、その多くは「やりたいことなんて見つからないよ。」というスタンスからの助言ばかりでした。
そんな中、たまたま出会った転職エージェントの方に、「木村くん、したいことないやろ?!」と言われてしまったんです(笑)今までと違ったことを言われ、しかもかなり鋭い一言だったので、ものすごく心に響きました。
そこで紹介してもらったのが、「ジブンジク」だったんですよね。
その転職エージェントの方は、他のキャリアアドバイザーの方と違い、「ミッション・ビジョン」をベースに話してくださいました。僕もミッション・ビジョンを大事にしていることもあり、その方が紹介する人だったら今後のキャリアに関して、「踏ん切りがつくんじゃないか!」と直感的に感じ、岡村さんのジブンジクの体験セッションに申込みをしました。
ジブンジクで感じた「前に進める感覚」
最初の体験セッションが終わった後、僕自身が内観や振り返りをしてこなかったので、「深いような、深くないような、よくわからない感覚」を抱きましたが、何となく「この方向性で考えていったら、何か見えるものがあるんじゃないかな。」と思わせてくれる時間ではあったんですよね。
まるで、「目隠しされてゴールまで引っ張っていってもらっている」ような感じで、僕にはゴールがまだ見えていなかったですが、この人にはゴールが見えてるんやろうな、ということを感じました。
そういった「前に進んでいる感覚」があったからこそ、ジブンジクの入会を即決して、1時間後には入金まで終わっていました(笑)
僕が即断即決して行動に移せた理由は、色々な手段を探しまくっても今後の活路が見つからなかったことです。
ビジネス本を軒並み読んでも、複数人の転職エージェントの方に会っても、このモヤモヤを解決してくれそうなものが全然見つからなかったんです。
そういった背景があった中で、岡村さんの体験セッションで「前に進んだ」という感覚があったので、“ここで決断しないと後悔する!”って思ったんですよね。
ここまでやっていたので、悩む理由がありませんでした。
岡村さんの問いかけのタイミングや内容がものすごく絶妙でして、答えている中で絶対に「前進」するんですよね。「前進」できるので、毎回話すことがめっちゃ楽しみでしたね。
あとは一切「答え」を教えてくれなかったので、ほんまに苦戦しましたね(笑)
ティーチングが一切ないので、自分で探すしかないって感じでした。ただ、ティーチングが入ってしまうと、人って「納得感」が薄れてしまうと思うんですよね。
岡村さんのセッションでは毎回、何かしらの発見を自分自身の中で掴むことができて、凄く納得感が得られる時間でした。
ビジョン・ミッションの完成
セッションの中で、一番印象に残っていて変われたと感じたのが、「WILL」のセッションでした。これまで自己発見系の本を10冊以上購入して自己分析をしましたが、全然ダメで… でもジブンジクのセッションでは「ミッション・ビジョン」を言語化することが出来たんですよね。「指針が固まる」感じ、自分が1番「充実する方向」に方向性を固めることが出来た感覚が本当に大きかったです。
正直な話、ジブンジクのセッションがスタートしてから、自分の将来への方向性の曖昧さを感じるところがあり、「一旦転職活動を辞めよう」ってなったこともあったんです。シンプルに「わかんねぇ!」ってなって思ってしまって(笑)
セッションを進めていく中で、「WILL」のセッションで、段々と自分のミッションとビジョンが明確になり、そこで「あっ、今の会社とはミッション・ビジョンの方向が一致していないんだな。」と気づけました。
その気づきを得て、ミッション・ビジョンが完璧に練り込まれた時には、「転職をしよう」という確信に変わっていました。この時に最初にあった「目隠し」がようやく外れた感覚でしたね(笑)
WIILのセッションでミッション・ビジョンが見つかった時は、まさに、「探し求めていたものが見つかった!!!」という確信の感覚がありましたね。セッションの入り口が「したいことを見つけたい」という想いだったので、この時のインパクトは半端なかったです。
それ以降のCANやPASTのセッションでは、自分自身の自己発見だったり、言語化したミッション・ビジョンへの背景や考え方も具体的に見えてきた感覚がありました。その感覚は「自分自身で積み上げていった」ので強く感じられました。
岡村さんからは「○○ではないですか?」という解決案のようなものは一切なく、自分自身の内側から答えを見つけるしかありませんでした。その中で「綺麗に積み上げていけている感覚」があり、「ここからブレへんやろうな!」という想いがありました。
言語化できたとき、言葉での表現は、若干の変化はあると思いますが、中身の軸のところは一切ブレないと確信しました。
100%の納得感にこだわるセッション
僕がここまで腹落ち感あるミッション・ビジョンが言語化できた理由は、2つあるんです。
1つ目は岡村さんの「信じて見守ってくださるスタンス」が心強かったこと。
他のコーチングもちょっと受けてみましたが、岡村さんほど「聴き手」に徹している人はいないと感じました。
2つ目は、「全部自分の言葉で話しているから」だと思います。
コーチの岡村さんのアドバイスは一切なく、僕自身の言葉で話しているので、腹落ち感が半端なかったですね。
一言に表すと、「自分の中で揺るがないものを創れた」というイメージですね。
ジブンジクのセッションでは、「自分自身の腹落ち感」に猛烈にこだわっているからこそ、自分自身の中で納得感溢れる言語化が出来たんだと感じています。
岡村さんは僕自身が出した言葉に対して、「しっくり感はありますか?」と深く深く問いかけてくださいました。それでしっくりこないまま終われば、「次のセッションまでしっくりきそうな表現を探してみましょう」と(笑)
次のセッションでしっくり感が90%まで高まったとしても、「また考えてきてみましょう。」という流れになるんです(笑)セッションでも、日々の生活の中でもとことん向き合い、100%のしっくり感にこだわったからこそ、自分自身の中で100%腹落ちできる言語化が出来たんだと感じています。
セッションを通して、出来上がった僕のビジョンは「心がキラキラでいっぱいに」という言葉でした。
僕は、小さい頃は「テストの点数を取ること」を大事にしていた時代があったんです。段々とテストの難易度が高くなり、成績が落ちていってしまい、自分を認めることが出来なくなり、どんどん自己肯定感が下がってしまったんです。
大学の時に、「自己肯定感が低いままでは嫌だ!」という気持ちをバネにして色々とチャレンジするようになりました。その挑戦の過程の中で、「お金とか地位とか関係なく、人を幸せに出来たらめっちゃ幸せなんだろうな。」ってことに気づきました。
「心がキラキラにいっぱいに」という言葉には、「一人幸せになったら、その周りも幸せになって、幸せがどんどん広がっていく」という感覚がつまっています。
セッションを通じて生まれた「行動変容」
セッションを通じて、色々と勉強し始めたり学び始めるようになりました。瞑想や自己内省をするようになりましたね。「内省力」のようなものが身についたと感じています。
セッションを積み上げていく中で、自分でも向き合う癖が段々とつき、自分自身の中で答えを見つけることが、いかに大事なのかがセッションを通じて強く感じるようになりましたね。
ジブンジクが終わったあとは、転職活動に振り切りました。ジブンジクの中で創った「ミッション・ビジョン」と一致するような企業をとことんこだわって探し続けたんですよね。どれだけ忠実にミッション・ビジョンをもとに事業展開をしているのか。そこの一点集中で探してましたね(笑)
人や事業は変わるかもしれないけれど、ミッション・ビジョンは変わらないだろうな、という気持ちが強くありました。それは企業と就活生、両方ともブレないものだからこそ、ここの一致を究極に求めました。
その中でビビッときた企業があり、色々な方々のご協力もあり入社することが出来ました。
目標達成が出来たという事以上に、仕事を通して「心から感動すること」が増えたことが何よりも嬉しいです。
現職では、学生の就職支援の過程で「ミッション・ビジョン」をつくるお手伝いをしています。学生がミッション・ビジョンを創り上げることが出来た瞬間、とにかく感動するんですよね。
これは、紛れもなく納得感ある自分自身のミッション・ビジョンをジブンジクのセッションの中で創れたこと、そしてそれに忠実に転職活動をこだわってやっていったことが大きいと感じます。
ジブンジクのセッションで深く深く向き合った時間があったからこそ、今の日々の納得感や充実感があるんだと思っています。
シンプルに「人生が充実する」自分の軸を創ることは、仕事もプライベートも家庭も全てひっくるめて「充実度100%」を狙う事が出来る可能性があると感じています。
軸に従って生きていくことで、人生が充実していくと思います。
[取材構成編集/文]
鈴木友也
[編集/イラスト]
株式会社ヒトト製作所
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