価値観が多様化し、自分の人生を生きるためにブレない「人生の軸」をつくることが大切。そんな考え方で、「人生の軸」をつくるマンツーマンコーチングサービス『ジブンジク』が一体どのような思いで生まれたのか、代表の口から語ってもらいます。
ジブンジクのサービスを提供している、アイデンティティベース代表の岡村優介。「ジブンジク」を2020年5月1日にリリースし、1年が経過し順調にジブンジクを持つ人々を増やしています。
第1回は、代表の岡村がジブンジクを提供する意義や、岡村をコーチング人生へと引き入れた彼自身のバックボーンについて改めて熱く語ってもらいました。
連載: 代表岡村が語るジブンジク創業の原体験とビジョン
Contents
「ジブンジク」で届けたい価値
ジブンジクを通じてお届けしたい価値は、「人生の軸を創り、主人公として輝ける日々を歩めること」「腹の底から生きたい人生の主人公として生きれること」です。
- 「人生の目的はなんですか?」
- 「幸せな人生を歩む為に、心から望んでいる日々を歩めていますか?」
- 「日々、大事にしている価値観は何ですか?」
こういった1つ1つの問いに対して、自分自身で納得感いく答えを掴み取っていくことこそが「人生を主人公として生きること」に繋がると思っています。
ただ、この領域は自分一人で向き合うことが難しいというのも事実あります。だからこそ、ジブンジクを通して、まずは「ジブンジクを持ち、主人公として輝く」、そしてその先に、共に主人公として輝きあう生き方を歩んでいけたら嬉しいです!
今回は、コーチングの仕事をするきっかけであり、ジブンジクというサービスを提供することになった僕のPAST(モチベーションの源泉)についてお話ししていこうと思います。
原体験 ~父と母から受け継がれた想い~
僕は、「誰もがジブンジクをもち、人生の主人公として輝き合う世界」を創っていきたいと思っています。
このビジョンの背景として大きいのは、
- 両親の生き方
- 僕自身の気づき
が大きく影響していると思います。
僕は、「自分の人生の軸を持てていない、人生を主人公として生きていない両親」と「自分の人生の軸を持ち、主人公として生きる両親」の両面を見ることができたんです。
人生の軸を持てず主人公として生きていない両親
僕がまだ小さい時の両親の話です。
会社を経営していた父は、「自分を大切にするよりも、家族のためだけに働いてくれている」ような生き方をしていると僕は思っていました。
朝6時に家を出て、夜遅くに家に帰ってくる。仕事場に遊びに行ったときも、すごく大変そうで、とてもイキイキしているようには見えませんでした。
歯科衛生士をしていた母は、出産と育児を機に仕事を辞めて専業主婦になりました。その姿はまるで「鳥かごに入っているような人生」を歩んでいるようだと僕自身は思っていました。
僕自身はそれなりに豊かな暮らしで、好きな習い事もさせてもらっていましたが、「自分だけ好きなことをさせてもらって申し訳ないな」「自分のために親の時間を犠牲にしている」というような罪悪感のような気持ちを持っていました。
そういった背景や、他にもさまざまな要因が起因して、両親は私が小学5年生のタイミングで離婚することになりました。離婚した後の二人の生き方が、さらに私の価値観の形成に大きく影響を及ぼしました。
自分の人生の軸を持ち、主人公として生きる両親
離婚はしましたが、その結果父母のそれぞれが自分自身の夢を叶える生き方「自分の人生の軸を持ち、主人公として生きる」生き方をするようになりました。
教師になりたいという夢を持っていた父は、直接的に教師になったわけではないですが、障がいを持つ方の社会復帰のための学校を作りました。
半分以下になった給料でも、「めっちゃ幸せ!」「やりがいがあって自分にしかできない仕事!」と話す父に対して、純粋に「カッコいいな!」と憧れましたし、感動したことを強く覚えています。
そして、離婚後仕事復帰した歯科衛生士の母は「私のやってる仕事は、人の人生を変える仕事!」と自信満々に言うのです。
歯科衛生士として、「患者さんの口のケアだけではなく、”患者様のこれまでの生き方や、これからの生き方に寄り添って、悩みに向き合い、人の人生に貢献していく”そんな一瞬をお届けできるのが歯科衛生士の仕事」ということを言っていました。
その想いを基に、今から約8年近く前に歯科衛生士の学校をつくり、歯科衛生士の教育をしています。さらには、「学校で教えるだけでは、全ての歯科衛生士の人に学びを届けることができない」という状況を改善したいという思いから、歯科衛生士について無料で学べるような学習サイトも運営しています。
「出会った歯科衛生士をキラキラにする」というビジョンの基に、イキイキ働いてる姿を見て、たくさんの人から感謝の言葉をもらっている姿を見て「本当に素敵だな」「素晴らしいな」「自分もそんな生き方がしたいな」と感じたのです。
両親から引き継いだ生き方
僕自身が両親の姿勢や行動からの一番の気づきは、「自分の人生をちゃんと軸を持って主人公として生きている姿は、自分が幸せなだけではなく、目の前の人や大切な人も幸せにする一番の手段だ」ということでした。「自分が満たされて、初めて、誰かを幸せにできる。」そういった感覚を、自分の中で強く実感しました。
「誰もがジブンジクを持って、主人公として生きてほしい」という僕の願いの内側には、父と母の「自分の人生を主人公として生きる在り方」が間違いなく存在していると思います。
だからこそ、僕がすごく大事にしている信念の1つが、「自分を幸せにしてから、人を幸せにすること」です。
「自己犠牲」と「貢献」は違いますよね。「自己犠牲」とは”自分の心が満たされてないのに人に水を渡すこと”、「貢献」とは”自分のコップから溢れた水を人に渡すこと”ではないでしょうか。
例えば、砂漠で自分の残り少ない水を「これ飲んでください」と言われたら、感謝の気持ちと同時に罪悪感や申し訳なさを受け取ると思います。
ただ、僕の持っている水が溢れ出ている状態で「ちょっとだけどうですか?」と言われたら、純粋な感謝の気持ちになり喜んで受け取ると思うんですよね。
この違いでわかるように、自分の軸で生きるっていうのは、まずは「自分にとっての幸せって何なのか」をちゃんと満たした上で余った分や溢れた分を他の人にGIVEしていくこと。
この信念を大切に、日々セッションに向きあっていきたいと思っているんです。
[取材構成編集/文]
鈴木友也
[編集/イラスト]
株式会社ヒトト製作所
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連載: 代表岡村が語るジブンジク創業の原体験とビジョン
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