こんにちは!
ジブンジク代表の岡村です!
当社は、スタートアップ経営者や、ベンチャー経営者・幹部の方々に、メンタルコーチとしてご支援をしているのですが、
ここ数年、メンタル不調のご相談が増えているように感じます。
これは、業績が『良い』『悪い』関係なく、おきている事実だと思います。
メンタルを整え、生き生きと会社経営をするためには、どうすればいいのか?
一緒に読み解いていきましょう。
Contents
多くの起業家はメンタルの問題を抱えている
ある会社が、日本の起業家に対して行った調査によると、
多くの起業家がメンタルに何らかの不調があるということがわかっています。
起業家の37%が
気分障害・不安障害の疑いあり
(一般人の7倍)
起業家の49%が
生涯に一度はメンタルの問題を抱えている
起業家の11%が
双極性障害の問題の疑いあり
(対照群: 1%)
※双極性障害とは、躁状態とうつ状態を繰り返す病気
起業家の12%が
薬物やアルコールなどへの依存している
(対照群: 4%)
いずれの精神疾患においても、
起業家の罹患率は著しく高い
ことがわかります。
出典: “Are Entrepreneurs Touched with Fire? (summary)”
一般的に言われている要因
- 経営者という責任と不確実性の大きさ
- 休む、転職という「逃げ道」がない
- 起業家のよく見られる性格特性
などがあります。
詳しくはこちらをお読みください。
ただ、僕自身が相談を受けている中で、
一般的に言われているのものとは
「別に大きな要因がある」
と考えるようになりました。
アイデンティティの不一致
多くの起業家は、
自分のアイデンティティと、自分が担っている経営者という役割が一致していません。
また提供している事業も、ビジネスアイデアから考えたものが多く、
- 自分がなぜやるのか?
- なぜやらないといけないのか?
から考えて動いている人は、なかなか少ないのが現状です。
起業家を苦しめる「こうあるべき自己」
起業家が、生きやすくなるためには自己の一貫性が重要です。
自己の一貫性とは、
自分の「意識」が「腹の底」から「感情」「思考」まで一貫している状態。
しかしながら、特に起業家は
ステークホルダーや従業員、お客様などから、こうあるべきだろうと押し付けられている自己
による負担が一般の人より大きい傾向があります。
- 〇〇会社のCEOとしての自分
- 投資家が魅力するための、偽ビジョナリーな自分
- みんなが付いてきてもらうための、完璧で意識の高い経営者としての自分
などなど、たくさんの例があります。
このような、他者から押し付けられた
こうあるべき自己として、生きることに耐えきれない人が急増しているように感じます。
アイデンティティと一致した経営が一番の薬
起業家でありながら、こうあるべき自己に苦しめられてしまうのは、
- 自分が生きたい「ビジョン」
- 何者として成し遂げるのかという「役割」
といった、アイデンティティと一致した「経営」や「事業」を行なっていないからだと考えます。
「マーケットの課題」や「マーケットサイズ」「戦略」を明確に語ることができても、「なぜ私がその課題と向き合うのか?」に応えることができる人はごく稀です。
いわゆる「自己不一致」している、企業家がたくさんいるのが現状だと思います。
事業の成功の鍵は自己一致
不思議な話かもしれませんが、どれだけ素晴らしい事業戦略でも、
自己一致していない事業は「うまくいかない」
逆に、戦略がザルでも
自己一致している事業は「うまくいく」
ことも見てきました。
せっかく起業という決断をして、命を削っているので、ど真ん中の経営・事業をしてほしいと思います。
「心が満たされずに、気力だけでなんとかしている経営者」や、「ワクワクするために経営のチャレンジをしたのに、目が死んでいく経営者」の姿を見たくありません。
自分が掲げるビジョンのもとに自己一致した状態で経営する「自己一致経営」「ど真ん中経営」ができる人を増やしていきたいです。
まとめ
- 今の状態は、腹の底からやりたいことか?
- 何が何でも成し遂げたいことなのか?
など、少しでも内観を深めて一致しているかを確かめてください。それだけで結構です。
当社のクライアントの方々は、自分のど真ん中を明確にし、
- 自己一致した経営
- ど真ん中経営
ができてきています。
腹から声が出てきて、気が上がっている姿をみると嬉しいです。
ここは当社のミッションなので、引き続き向き合い、ど真ん中を生きる人を増やしていきます!!!
誰もがジブンジクを持ち、人生の主人公として輝きますように!
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